本稿では迷惑空き家問題について考察します。

荒廃した空き家は大問題

記者が経営している埼玉県内のアパート付近に放置されて荒廃した空き家があり、なかなかに迷惑な存在です。

当然、生活している形跡はありませんし、、、

敷地内の設備も荒れ放題・・・

ジャングルのような樹木が、公共の道路にせり出しています。

登記事項証明書に記載された所有者名と住所は50年以上前の情報で、住所の「◯◯30番地」は現存しないものです。
このため、連絡をとることもできません。

市役所へのアプローチも進展なし

事態を改善しようと、市役所にアプローチしましたが、その結果は・・・

  1. 登記上の住所に対応する現住所を問い合わせましたが、複数の候補があるとのことで、特定できません。
  2. 住民票を第三者請求して連絡先をたどろうと試みましたが、担当者に「それはできない」拒否されました。
  3. 過去に地域の自治会から相談があったことがわかりましたが、自治会も断念したようで、役所は連絡先を教えてくれませんでした。

結局、何も進展しないままです。

解決できる法制度がほしい

では、荒廃した空き家で迷惑をこうむっている人はどうすればよいのでしょうか。

自治体で所有者を特定して指導するなど、何らの解決ができる形の法律なり条例を整備する形を考えるべきではないでしょうか。