最近、電気代の適正化に取り組んでいますが、今回は動力の契約(低圧電力契約)について改善を試みています。
本稿では、その一部始終を記載します。
低圧電力契約とは
低圧電力契約とは、三相交流電源で供給される電力(電力会社では「動力」と呼び、標準電圧200Vです)に関する契約です。
アパート・マンションで対象となる代表的な機器は、給水ポンプ・エレベーターなどです。
検討の経緯
検討スタート
土浦エリアのアパートの契約に2kWの「低圧電力」契約がありますが、電力容量が過大ではないかと思いました。
浄化槽ブロアの電力と思われ、単身6世帯で浄化槽サイズは小さいはずで、また単相100V電源でも賄えそうに思います。
東京電力に容量引下げを打診したところ、「契約開始時に提出した機器情報に基いて容量が決まっているため、設備を更新した場合にのみ変更可能」との回答でした。
これを受け、以下の2つの行動を並行してとりました。
- 東京電力に残されている機器情報を請求する(登録したのは以前の所有者なので私は情報をもっていません)
- ブロア設備を単相または1kWのものに交換する見積を取得
対象機器は井戸ポンプだった
業者様にみてもらったところ、当初想定していた浄化槽ブロアではなく、井戸水の給水ポンプが対象機器でした。
東京電力から機器明細が届きましたが、たしかに「水中ポンプ」と記載されています。
そこで、「従量電灯契約で給電できるポンプへの交換」の見積を依頼しました
ポンプ費用が高すぎて変更を断念
「従量電灯契約で給電できるポンプ」は存在したのですが、以下のデメリットがあることがわかりました。
- 交換に数十万円かかる
- 水圧が下がってしまう
該当のアパートは地域最安値の賃料で提供しているアパートですので、数十万円の負担は許容できず、断念することにしました。
水圧は多少下がっても問題ないかとは思いましたが。