物件の購入を検討する際、建蔽率と容積率は重要な検討項目です。土地は永続的に利用可能ですが、その土地の利用可能性を表す数値だからです。
セットバックにより実質的な建蔽率・容積率が減少する
この際、留意すべきなのは、42条2項に定める道路(いわゆる2項道路)に関してセットバックが必要となる土地です。
セットバック部分には建物を建てることができませんから、建蔽率・容積率の計算からも除外されます。
具体例によるシミュレーション
以下の土地があったとします
- 土地面積が100平米
- セットバック面積が10平米
- 建蔽率100%
- 容積率200%
建坪の上限は90平米となります
(100 -10 ) * 100% = 90
また、建物面積の上限は180平米となります
(100 – 10) * 200% = 180