このところ、多くの物件の電力計をスマートメーターに交換しました。

スマートメーター導入は利用者にも恩恵があります。これはアパート・マンション経営者に限らず、普通の家計でも同様です。
皆様にも知っていただきたく、本稿ではメリットおよびデメリットをまとめました。

スマートメーター導入のメリット4つ

「ブレーカー落ち」の復旧がスムーズ

電気をたくさん使い過ぎてブレーカーが落ちてしまった場合、10秒後に自動復帰します。
加えて、通電状況を遠隔管理できるので、停電の際の復旧も早くなります。

契約容量の変更が簡単

スマートメーター導入後は、アンペア数を遠隔操作で変更可能になり、立ち会いが不要になります。

従来は、契約容量(アンペア数)を変更するには、家の中に設置されている「アンペアブレーカー」の交換工事が必要でした。立ち会いを求められるため不便でした。

時間帯別の利用量が把握でき、節電や節約につなげられる

スマートメーターは、時間帯別(30分単位)の電気使用量を計測出来ます。(従来型のメーターでは、検針から検針までの間の「合計使用量」しか計測出来ませんでした。

こうした特徴を生かして、時間帯によって料金が変わるプランを上手に利用出来るようになります。

また、東京電力では、スマホやPCから電気の使用量(30分ごと)を把握したり、平均的家計の利用状況と比較できる「でんき家計簿」サービスを提供しており、節約のアイデアを得ることも可能になります。

検針員が不要になる

スマートメーターに交換すれば、局内で電気利用料を確認できるため、検針員による検針が不要になります。
これにより、検針の業務負荷が下がり、電力インフラの生産性があがります。

日本社会全体の生産性向上という意味合いにおいて、歓迎しています。
なお、私は東京電力という会社が好きではないので、東京電力の利益が上がることにはまったく興味がありません。

スマートメーター導入のデメリット

大きなデメリットは無いと思われます。

強いて上げると、電力会社が利用量を把握しやすくなりますので、「契約せずにこっそり電力を使う」とバレてしまうことが挙げられます。

まとめ

スマートメーターは利用者にとってもメリットが多いので、早めに交換することをおすすめします。